江田島 クマン岳から古鷹山(2019.3.28) - 芸予諸島山巡り[3/6]
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☆期日/天気/山行形式: 2019年3月28日/ 曇りのち晴/ 市中ホテルベース山巡りの三日目 |
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江田島クマン岳の展望 (画像をクリックすると拡大) |
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<行動時間> 宿舎-銀山町[7:39]=(広島電鉄6号線 170円)=[7:49]広島駅[7:54]=(広電5号線広島港行 170円)=[8:29]広島港/徒歩3分/広島宇品港[8:40]=(江田島上村汽船フェリー切串港行 460円)=[9:10+2]切串港(9:25)-T字路(9:39)-登山口(9:50)-尾根道(10:26/35)-松と一本杉の展望岩(10:46)-350mコブ(仮称三石山 11:13)-350mコブ(仮称かなとこ岩 11:21)-クマン岳(11:34/57)-帆立岩(12:09/12)-林道(12:22/30)-小休止(12:55/13:00)-古鷹山(13:15/30)-切串分岐(13:42)-奥小路下降点(13:45)-バクチ岩(13:52)-奥小路分岐(14:20)-コンビニの三叉路(14:34)-(14:35)海上自衛隊第1術科学校[見学15:00-16:30]第1術科学校前バス停[16:36]=(タクシー 1000円)=[16:43]小用桟橋[17:15]=(高速船瀬戸内シーライン広島宇品港行 920円)=[17:40]広島宇品港[17:42]=(広電5号線 180円)=[18:15]広島駅/夕食/=(広島電鉄)=銀山町-宿舎 ☆ルートの概況 |
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ルートの起点は江田島北端の港切串港でした。 広島宇品港から左のようなフェリー船が40分毎に定期運行されていて、所要時間は30分です。 |
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宇品港を出港して暫くすると行く手に江田島の山並みが見えてきました。 右手手前の高いのがクマン岳で正面奥の二子峰の右側が古鷹山のように思いました。 |
切串港桟橋前広場の正面右寄りの角に並んでいるジュースの自販機が "登山口" の目印でした。 |
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家並みの間に入り道なりに進んでゆくと山裾のT字路に突き当たりました。 正面に立っている指導標の赤矢印に従って右折しました。 |
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舗装路を進んでゆくと山に突き当たり、正面に左手の林の中に入ってゆくよう指示している道標が立っていました。 左折して進むと、左のような登山道整備看板が立っている所から山林に入りました。 |
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谷間から山腹に上がるとまわりが開け、新緑とツツジが綺麗な斜面を斜上して行くようになりました。 左下に切串の村を見下ろしながら気持ちよく高度を上げてゆくと水が滲み出している岩場を通過し、その先で太い舶用ロープが固定されている急登を通過しました。 |
尾根の背に上がった所は小さな鞍部になっていて、良い休み場でした。 左折してクマン岳へ向かうよう指示する道標が立っています。 |
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尾根伝いを始めると間もなく花崗岩の大石が並んでいるコブを通過しました。 |
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少し進んだ所で北の方へ視界が開け、正面に安芸富士と呼ばている山がある似島が、先の方に広島の市街が見える展望所を通過しました。 地元のルート案内図に名前がなく、現地でも地名標識を見受けなかったので勝手に "一本杉展望台" と名付けました。 |
穏やかな尾根筋を進んで行くとザラザラした所に太い舶用ロープが張ってある所を通過し350m 圏の小ピークに上がりました。 花崗岩の大きな塊が3つあったので勝手に "三ッ石山" という仮称を付けました。 |
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三ツ石山から僅か下って登り返した高みには左のようなモッコリりした大きな岩が居座っていました。 こちらには "かなとこ岩山" という仮称を付けました。 |
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"かなとこ岩山" の先からひと登りしてクマン岳に着きました。 広く平担な頂上で山名の由来を記した看板、船から持ってきたと思われる鐘などがありました。 広場の縁に沿って回ると海より陸の方が多く見えると感じるほど沢山の島々が並んでいました。 ページ冒頭のパノラマ写真はその一部です。 霞が濃くてよく見えなかったので偏光フィルターを使って写真を撮り、事後の修正も施しましたがここまでが限界でした。 晩秋から冬にかけて大気が澄む時季に再訪してみたいと思いました。 |
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クマン岳をすぎると格段に道が良くなりました。 新緑の中にツツジやミモザなどが咲いていてとても気分の良い尾根道でした。 |
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緩やかに高度を下げてゆくと帆立岩入口に着きました。 歩道から右手へ僅か進むと左のような岩の柱が立っていてその先に江田島湾が広がっていました。 右下の湾入の奥の平地に広がっているのは海上自衛隊の訓練施設。 向い側の岬のあたりが津久茂港でその近くに大規模な牡蠣養殖場があります。 |
帆立岩から先はやや急な下りになりました。 コンクリートの簡易舗装路から幅広い丸太階段になり、さらに歩きやすい道になりました。 |
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やがて、下の方に舗装林道が見えてきました。 林道に降り着いたところから右手へ20m ほど寄った所に古鷹山への入り口がありました。 |
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古鷹山への登路は丁寧に整備された歩きやすい道で、数百m 毎に "古鷹山???m" と記した表示板が立っています。 |
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頂上まで120m と記した標識の先から急な登りになり、鎖の手すりが設置された階段になりました。 |
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やがて大岩が積み重なった所に突き当たり、ひと登りすると日章旗と頂上標柱が立っている頂上に着きました。 |
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積み重なった大岩の頂上はすこぶる眺めがよく、山の麓にある術科学校のキャンパス、陸続きになっている東と西の能美島が一望でした。 背後には呉から音戸ノ瀬戸を経て倉橋島への連なりが見えました。 |
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頂上の肩のわずかに平らな所に、古鷹山の説明看板、東郷元帥五戎の看板、ふたつの展望方位盤がありました。 古い方の展望版には遠い海の果ての土地や街の名が記されているのが珍しく、いかにも海軍兵学校の山らしいなぁ、と思いました。 |
展望表示版の脇に三角点標石が2つありました。 片方は、左の写真のように半欠けになっています。 これを補うため新しいのが追加設置されたようです。 |
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下降路は頂上裏側の切串寄りにありました。 藪の隙間を回り下るとすぐ左のような鎖場が現れました。 高さ5m あまりの岩場で、高度感はありませんが運動能力が落ちた年寄りはつまらない所でミスる恐れがあるので慎重に下りました。 斜面を横切って進むとまた似たような感じの鎖場が現れ、固定ロープも合わせると全部で5箇所ほどの鎖場を下りました。 下の鎖場で登ってきた6~7人の学生グループと出遭ったので学生たちに鎖を譲り、岩場の縁の藪伝いに下って擦れ違いました。 |
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グループの殿は先輩学生らしく、ほやほやの新入生の面倒見に附いてきたかんじでした。 |
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緩やかな鞍部に差し掛かるとまず、切串方面への下降路が左手に分岐していました。 鞍部の短い平坦部を通り過ぎて向かい側の登りにかかろうとする所に "ソロプチミストの森・小用方面" への道標と "奥小路下山道" と記した標識が立っていました。 "ソロプチミスト" って何だろうと思ったのであとから調べてみたら女性の活躍を促進するための国際組織でした。 最近自衛官の艦長に女性が進出しているのと関係があるのかも?は |
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"奥小路下山道" は眺めの良い道で、右下に江田島中央の家並みを見下ろしながら尾根の背の肩を下ってゆきました。 ひと下りした所に "バクチ岩" と記した看板が立っていました。 かつて地元の若衆達のたまり場だったのかsも知れません。 |
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緩急を繰り返しながら下ってゆくと道の右側に柵が出てきました。 術科学校キャンパスの境界を仕切るものか? あるいは、山懐にある水源貯水池を守るためなのかも知れません。 道が平坦になると奥小路へ下るルートを示す標識がありました。 分岐点に立ち止まり、地形図を参照しながら思案しましたが、そちらへは行かず、直進して尾根の背を忠実に辿って行くことにしました。 |
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車道トンネルの上を通り過ぎて開けた所に出ると墓地がありました。 墓石のすぐ先に江田島の家並みが連なっていました。 |
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小さな公園のような所から石段を下って民家の背後を通り、スナックが数軒並んでいる横丁を抜けるとひょっこり三叉路に面したコンビニの駐車場にでました。 |
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三角の右手の向かい側は術科学校の正門で、この日午後の後半の定時見学ツアーに参加する人達が集まり始めている所でした。 |
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☆ルートの詳細 詳細ルートマップ (下の画像をクリックすると大きな元図が表示されます) ★GPS軌跡の記録と地点位置の補正 は Android アプリ 山旅ロガーと 地図ロイド。 ルートマップの作図には Windows 山岳展望アプリカシミール3D。 ベース地形図は国土地理院新版 淡色レベル16 を使用しました。 ルートの詳細を伝えるため元図 は大きなサイズになっています。 ダウンロードしたら適宜縮小するか 要所を切り出して印刷、利用して ください。 縦横比は維持していますが縮尺は 不明です。 国土地理院の紙地図と 照合してください ★上の地図の GPS 軌跡と地点マーク 情報をまとめて ZIP 圧縮したもの。 解凍するとそれぞれの kml ファイル が得られます。 Google maps に読み込むなどして 利用してください。 Googleフォトアルバム |
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☆おわりに |
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