北奥羽、八甲田-岩木山-白神岳-南八幡平 (2005.8.25-30) |
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☆期日/山行形式: 2005.8.25−30 避難小屋/温泉旅館等利用、単独 5泊6日 ☆まえがき 昨年の夏、北奥羽の山に行ってみた。 穏和で綺麗な山々は、花と展望が素晴らしかった。 山中至る所に温泉が湧き出し、素朴な宿に泊まれたのも良かった。 今年は、この前に歩き切れなかったうち、比較的大物と思われる山を幾つか選び出し、夏山シーズンが終わるのを待って登りに出かけた。 本州北端部、青森・秋田・岩手三県をグルリと回る山巡りの旅である。 日程の初めでは、台風の影響による冷たい強風と霧に遭い、思うように歩けない所もあったが、後半は尻上がりに天気が良くなり、白神岳と南八幡平では "幸せ一杯の山歩き" ができた。 |
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白神岳頂上、東方から南方への展望。 重畳するマタギの山々。 (クリックすると拡大します) | |
☆あらましの日程 |
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[八甲田] 8月25日: 八戸、青森経由、八甲田田茂萢岳から大岳避難小屋へ 8月26日: 酢ヶ湯に下山、弘前経由で岩木山麓の百沢温泉へ 八甲田は仙人岱避難小屋での宿泊を挟んで田茂萢岳から谷地温泉まで、主脈を縦走する計画だったが台風11号の影響で歩きにくかったため計画を縮小。 大岳避難小屋に避難宿泊した翌朝、毛無岱を通って酢ヶ湯に下山した。 時間の余裕を利用して三内丸山遺跡を見学した。 ←八甲田毛無岱下段の湿原と池塘群 八甲田の詳細記録へ |
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[岩木山] 8月27日: 岳温泉、八合目経由、岩木山ピストン後、五能線の十二湖駅へ。 白神温泉に宿泊 岩木山は、山の形に惹かれ是非登りたいと思っていた山だった。 天気は大分回復してきたが、頂上付近の高い所はまだ雲層の中だった。 そのせいで、楽しみにしていた展望がほとんど得られなかったのが残念だった。 ←鳳鳴ヒュッテ上から九合目、八合目を望む 岩木山の詳細記録へ |
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[白神岳] 8月28日: 蟶山尾根ルートから白神岳ピストン 雲が多目だったが落ち着いた空模様に恵まれた。 登高差がタップリあり、頂稜一帯が森林限界の上に出ているため、海側と内陸側、360度の展望が広がっていた。 1000m あまりの等高差もあって、1200m ソコソコの低山とは思われない充実感が得られた。 下山後、時間の余裕があったので十二湖に立ち寄って観光した。 ←白神岳頂上 白神岳の詳細記録へ |
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[南八幡平] 8月29日: 五能線、奥羽本線、花輪線経由八幡平頂上から藤七温泉へ 8月30日: 南八幡平稜線を縦走して松川温泉に下山。 盛岡経由帰宅。 昨年夏、歩き損ねて宿題になっていたルートだった。 最高の天気に恵まれ、北の山々を眺めながら、森と湿原と池塘の静寂ルートを楽しんだ。 この夏では、権現岳と並ぶ快山行だった。 ←源太ヶ岳東肩湿原上からの岩手山 南八幡平縦走の詳細記録へ |
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☆おわりに 台風の影響で八甲田の主峰である大岳、高田大岳に登り損ねたのは残念だったが、この位の日数の山行で全て好天と言うのは無理な相談だからこれでよしとしなければならない 観光地化が進んだ岩木山、パックツアーの人気タイトルとしてブームの白神岳。 ふたつの山の荒廃が心配だったが、思ったほどではなく、もともとの山の雰囲気が残されていたのは幸いだった。 一年の半分以上もの期間、雪に覆われて休めるお蔭ではないか、と思った。 南八幡平は素晴らしかった。 八幡平から裏岩手、秋田駒一帯の、緩やかにうねる森と湿原の尾根の連なりは、中部山岳地帯とは次元の違う心安ぐ雰囲気に満ちている。 この山域では避難小屋の整備が進められているようで、 大深山荘は木の香も薫る豪華建築だった。 良い水場にも恵まれている。 大峰奥駈道のトレースがひととおり終わったあとのメインの山行フィールドとして、何度か出かけてみたいと思っている。 |
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