池子の森-十二所果樹園-逗子海岸-長柄・桜山 (2019.2.26)
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☆期日/天気/山行形式: 2019年2月26日/ 曇/ 単独日帰りハイキング |
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十二所果樹園の展望 (画像をクリックすると拡大スクロール) |
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☆ルートの概要 ★ポイントマーカーをクリック すると、その場所の縮小画像 を見れます ★経緯度情報が付いた元画像 のアルバムを見れます |
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☆ルートの詳細 <ルートの要所> |
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ルート入口が分かりにくく、少々迷い歩くこととなりました。 "三信住宅入口" 樋記したプレートがある電柱が立っている角を右折するのが正解でした。 |
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東朝比奈の住宅街背後の小高い所にある千光寺の袂から右手へ上がってゆく坂を進むと右手に住宅地への視界が開けました。 道の左側に続くようになった柵に沿ってやや急な階段を上がると横浜横須賀道のトンネルの上の小高いコブに送電線鉄塔が立っていて、その先から池子の森の山道が始まります。 |
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フェンスに沿って20分たらず歩いたところに送電線鉄塔が立っていました。 鉄塔の足元から右手に下ってゆく道があり、その入口に "三信住宅" への道標が立っていました。 |
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三信住宅分岐から少し進んだ所から右手に分岐している道があり、角に "熊野神社、朝比奈切通し" と記した道標が立っていました。 熊野神社と朝夷奈峠は一月ほど前に訪ねて、良い所だったので再訪したくはあったのですが、この日は逗子まで行き着いたあと、逗子海岸から古墳群のある長柄桜山へ行ってみたいと思っていたので割愛。 分岐点でひと休みしたあと先に進みました。 |
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朝夷奈分岐から20分あまりで十二所果樹園に入りました。 尾根の右側が果樹園になっていて小高い所に立っている送電線鉄塔の柵の脇に冬桜が咲いていました。 |
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歩いてきた尾根の背を直進すると地形図に149m と書き込まれているコブの天辺にある広場に行き着きました。 平坦で広い切り開きになっていて数基の野外ベンチが据えられ、格好の休憩場所でした。 右手に鎌倉アルプス、左手に逗子方面を眺めながら休憩しました。 |
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送電線鉄塔まで戻り、右折してロープが張られている急な坂を下りました。 各地の送電線巡視路で見る黒色樹脂の角材を使った階段で、このルートが送電線巡視路を利用したものであることが分かります。 |
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右下の斜面に広がっている果樹園の中で花見をしているグループを見ながら進んで行くと小さな切通しがありました。 鎌倉の周辺の山中に見られる多くの切り通しは古い軍事都の防御施設として意識的に構築されたせいなのでしょうか? |
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道の左側の藪の中に鋼線を張った目立たない柵が続いていたところへ突然、左のような強固な鉄扉が現れたので驚きました。 鉄扉の先にコンクリートの塀が続きました。 年月を経た塀は一部に傷んでいる所がありましたが、鉄筋が露出していてとても強固な塀であることが分かりました。 昔、海軍の弾薬庫があった地域ゆえ、その防護のために築かれた施設の残骸かも知れません。 山火事通報地点(24番)の看板がある高みで直角に左に曲がると左手に住宅地が見えるようになってきて、やがて突き当たった送電線鉄塔の支柱に "満寿苑・ハイランド" へと記した道標プレートが取り付けられていました。 |
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徐々に高度が下がってきて、なんとなく里っぽい雰囲気になってきたところに久木大池への下降点がありました。 白地の大きな道標sで六浦から歩いてきたルートが "やまなみルート" だと記されています。 六浦側には何も標識がなかったため、入り口が分からず、迷い歩いたのと対象的です。 柵に沿って直進してゆく道は幅広くてよく踏まれ、かなり先まで行けそうに見えましたが、"大池" ってどんな所かこの機会に見ておきたい、という好奇心が働いたので右折し、池への下降路に進入しました。 |
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(画像をクリックすると拡大) |
ひとしきり自然林の中を急降下すると谷戸の底の落ち着いた道になり、間もなく行く手に池の水面と東屋が見えてきました。 春先の園地の手入れか、広場に草刈機などが置いてあり、何人かが東屋の中で昼休みをしていました。 この池は急な崖に囲まれた谷戸を土手で堰き止めて作った貯水池で、上下2段になっていました。 もとは農業用の潅漑水源だったようです。 |
土手の下の小さな園地から下手へのびる水路に沿って寒桜の並木があり、咲きそろった花の下で若い母親達が連れてきた子供大勢遊んでいました。 水路に沿った遊歩道を歩いてゆくと、対岸が水際まで住宅の敷地になっていて狭苦しく、もう少しスペースを残して置けば良い雰囲気の緑地帯になったのに、と思いました。 |
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一般道路に出たあと久木中学校から小学校へ道を辿り、聖和学園の脇の十字路で左折すると行く手にトンネルが見えました。 トンネルを潜って僅か進んだ所にある踏切を渡るとJR逗子駅で、駅前広場から海岸の方に向かう通りの商店街でラーメン屋に入り、中休みをしながらお昼を食べました。 逗子海岸は弓形の砂浜が綺麗で半日山の中を歩いてきた者の目に新鮮でした。 浜の南の端に近く渚橋の道路に上る階段の入口に "太陽に季節 ここに始まる 石原慎太郎" と記した記念碑が立っていました。 "太陽族" と言う、革命的なニュアンスを持った言葉があったことを思い出し、いま、それが分かるのは人口の何パーセントがな、と思ったりしました。 |
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渚橋を渡って川沿いの道をゆくと、昔の旅館の跡地に "蘆花 独歩ゆかりの地" と刻んだ石碑が立っていました。 その先の角を右折して山に向かうと蘆花公園の門があり、門のすぐ先から急な斜面を折れ登る遊歩道になりました。 登山道と言ったほうが当たっているほどの急坂を折れ登ってゆくと角ごとに蘆花作品の一節を記した立て札が立っていました。 息継ぎを兼ねて立ち止まり、読んでみると季節ごとの景色を活写している文章で、昔の人の鋭敏な季節感を伝えていました。 中腹まで登った所にある門を潜ると郷土資料館の玄関先でしたが予算不足のため休館中と記した紙を貼った戸が閉まっていました。 |
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資料館の裏庭に立っている長柄桜山古墳第2号墳へ10分と記した道標に従って左手の斜面に取り付くと、登りにくいと感じるほど急な山道になりました。 六浦から歩いてきた老いぼれ足腰が悲鳴を上げかけた所でようやく尾根の背に上がると道標が立っていて、左に下ってゆく道は六代御前の墓へ下降路であることを示していました。 尾根の背を進んで行くと長柄桜山第2号古墳の解説看板と "ふれあいロード周辺マップ" と言うタイトルの絵地図看板が立っていました。 第2号墳は山の頂上部分の自然地形を利用したもので、前方と後円の接続部に上がって後ろを振り返ると逗子湾から鎌倉を経て江ノ島への展望が得られました。 |
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第一号墳も訪ねるつもりでしたが少々疲れたように感じていたので来た道を戻り、六代御前の墓への下降路に進入しました。 山の北側は高い所まで宅地化が進んでいて下り始めるとすぐ別荘地に入りました。 ほとんどの別荘は無住で荒廃が進み、藪の塊りと化している庭木の茂みはリスの住処になっていました。 山を降りきってた所に "六代御前の墓" がありました。 "六代御前" は平清盛の曾孫にあたる人物で、平家滅亡のあと出家隠遁していたものついには許されず、この近くを流れている田越川の辺り処刑されたのだそうです。 この墓地は、それを悼んだ水戸藩士 齋田三左衛門が建てたむねを記した看板が立っていました。 六代御前の墓から京急新逗子駅はすぐ近くで、程よい時間に出た電車に乗って帰ることができました。 |
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<行動時間> 宮崎台[8:40]=(東急線)=あざみ野=(市営地下鉄)=横浜=(京急急行逗子行)=[10:02]六浦(10:10)-行止り(10:26)-千光寺(10:37)-やまなみルート起点(10:42)-三信住宅分岐(11:00)-朝夷名峠分岐(11:13/17)-十二社果樹園入口(11:27)-十二社果樹園展望台(11:37/52)-切通し(12:00)-鉄門(12:02)-山火事通報地点#24(12:20)-満寿苑・ハイランド分岐(12:28)-久木大池下降点(12:36)-久木大池公園(11:43/55)-久木中学校(13:07)-逗子駅(13:23/28)-三叉路付近の横浜ラーメン店(13:35/55)-逗子海岸(14:05)-石原慎太郎記念碑(14:14)-渚橋(14:15)-芦花公園(14:24)-逗子郷土資料館(14:31)長柄桜山古墳(14:44/56)-六代御前の墓(15:08/16)-(15:25)新逗子駅[15:33]=(京急急行羽田空港行 422円)=[15:53]上大岡[15:55]=[16:03]横浜[16:33]=(市営地下鉄)=[17:02]あざみ野[17:09]=(東急線)=[17:17]宮崎台 |
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詳細ルートマップ (画像をクリックすると元図が表示されます) ★GPS軌跡の記録と地点位置の補正 は Android アプリ 山旅ロガーと 地図ロイド。 ルートマップの作図には Windows 山岳展望アプリカシミール3D。 ベース地形図は国土地理院新版 淡色レベル16 を使用しました。 ルートの詳細を伝えるため元図 は大きなサイズになっています。 ダウンロードしたら適宜縮小するか 要所を切り出して印刷、利用して ください。 縦横比は維持していますが縮尺は 不明です。 国土地理院の紙地図と 照合してください ★上の地図の GPS 軌跡と地点マーク 情報をまとめて ZIP 圧縮したもの。 解凍するとそれぞれの kml ファイル が得られます。 Google maps に読み込むなどして 利用してください。 |
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☆おわりに |
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