竜頭の滝-千手ヶ浜-西ノ湖-小田代原-赤沼(2012.6.24) |
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☆期日/天気/山行形式: 2012年6月24日(曇) 単独日帰り ☆地形図(2万5千分1): 男体山(日光12号-1)、中禅寺湖(日光12号-2) ☆まえがき 6月11日に細尾峠から三ノ宿山への禅頂道支脈の尾根つたいに行きましたが雨模様だったため足尾にエスケープしました。 どうも気になるのでリベンジをとまた出かけたところ、今度は前の週に通っていった季節はずれの台風の被害で旧道細尾峠への道路が閉鎖され、タクシーが峠に上がれませんでした。 急遽転進して奥日光中禅寺湖へあがり、竜頭の滝から湖畔歩道を歩いて千手ヶ浜のクリンソウの花を見たあと、西ノ湖から小田代原を経て、赤沼まで歩きました。 クリンソウ盛期の日曜だったせいか大勢の人がいて、赤沼バス停に長蛇の列ができていたのに驚きましたがなんとかバスに乗り込むことができ、東武日光駅に戻りました。 ところが東武日光線の鷲宮駅付近で踏切事故が発生。 上り電車が臨時停車を繰り返す様になりました。 ふたたび急場の転進をし、栗橋からJR線宇都宮線に乗り継いで大宮へ。 さらに湘南新宿ラインに乗り換えて帰りました。 どうもこの日はツキがなかったようです。 |
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西ノ湖 (クリックで拡大 スクロール) |
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☆行動記録 <行動時間> 宮崎台[6:36]=(東急線)=二子玉川=表参道=(メトロ千代田線)=北千住[7:41]=(東武日光行けごん1号)=[9:16]東武日光=(タクシー \3360)=細尾峠旧道入口通行止で反転=清滝バス停[9:51+8]=(湯本行バス)=[10:50]竜頭の滝(11:05)-赤岩(11:30)-熊窪(12:05)-千手ヶ浜(12:25/13:10)-西ノ湖(13:50/14:05)-アザミ橋(14:10)-弓張峠(15:03)-小田代原(15:10/15)-(16:00)赤沼[16:01+7]=(日光行バス)=[17:05]東武日光駅[17:20]=(東武日光線 \940)=[18:19]新栃木[18:33]=[19:08]栗橋(事故でJRへ迂回)[19:28]=(JR宇都宮線)=[19:58]大宮[20:00]=(湘南新宿ライン)=[20:34]渋谷[20:50]=(東急線)=[21:13]宮崎台 <概要> 旧道細尾峠への道が閉鎖されていたので清滝に戻って湯本行きの路線バスに乗り換え、いろは坂から中禅寺湖畔にあがりました。 この機会にいつも山の上から見ていた中禅寺湖畔の周回歩道を歩いてみようと竜頭の滝バス停で下車。 バス通りから菖蒲ガ浜ヘの道に入った所で道傍にザックからタブレット機を引っ張りだし、今回始めて山に持ってきたモーバイル・ルータ経由、3G回線にアクセス。 中禅寺湖周辺の地形図をダウンロードしました。 急場の転進でしたが新鋭機器のおかげで現場で詳細地形図を入手することができ、それを参照しながら歩けました。 菖蒲ヶ浜の奥から千手ヶ浜へ向かう中禅寺湖歩道は高山の連なりの裾を巻いて行くため急斜面を横切って行くトラバース道が続きますが、通り難い所に木の桟道・階段を設置する整備が行き届き、誰でも安全に歩けます。 途中に2箇所、湖岸の砂浜が広がった平地があり、格好の休み場になりました。 正味1時間あまり歩いて千手ヶ浜に着きました。 |
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時計の針が正午をまわり、いくらか空腹も感じていたので湖の向こう側に男体山が見える砂浜で腹拵えをしました。 腹拵えとは言ってもひと昔半ほど前に胃を悪くして以来、山行中は消化器官に負担がかからない食べ物を少しだけにしておかないと腹が壊れます。 超低燃費になったのと引換えに瞬発力も持久力もガタ落ちですから分相応の山で我慢しなければなりません。 食事のあとクリンソウを見にゆきました。 数年前に黒檜岳から降りてきたときに見ているので今度は二度目でした。 立ち木の間に広がっているお花畑が綺麗で大勢のカメラマン/ウーマンがカメラを向けていました。 |
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花見のあと時計と空模様とを見比べながらこのあとの身の振りようを思案しました。 湖岸を回って中善寺のバス停まで標準タイムが4時間ほどです。 休憩時間も考慮すると到着は5時半過ぎになるでしょう。 日曜日ですから帰り乗り物が混む心配があります。 ここで再び方針を変更。 西ノ湖から小田代原を経て赤沼に戻ることにしました。 きた道を戻って橋を渡り、その先で左折して湖に向かいました。 日光修験の神域として保護されてきたお蔭でしょうか、闊葉樹の大木と笹の林床の森がとても綺麗でした。 時々、タブレット機に表示した地形図を参照しながら進んで行くと、柳沢川に架かっている橋が見えてきました。 橋の袂で左折して川を渡り、僅か進むと湖の水面が見えてきました。 西ノ湖の湖畔の砂浜出ると山に囲まれた静かな湖水が広がっていました(冒頭パノラマ写真)。 |
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しばらく休んだあときた道を戻り、橋を渡った所で左折して北に向かいました。 宿堂坊山の取付きにゆく柳沢林道を左に分けて進み、白樺林を過ぎると舗装車道に出合いました。 赤沼と千手ヶ原を結ぶ道路ですが時どきハイブリッドバスが走ってくるほかは自転車を見るくらいで静かでした。 弓張峠へ登ってゆく緩やかな坂の途中の道傍に草加山の家への道標がありました。 地形図にもはっきり描かれているヘヤピンカーブをショートカットして上段の道路に上がり、僅か進んだ所で峠の切通しを通過しました。 間もなく左下の樹木の間に小田代原の草原が見えてきました。 坂を降り切ったところに休憩所と公衆トイレがあり、その向かい側の鉄製の回転ドアを通ると小田代原展望台に出ました。 ニッコウキスゲにはまだ早かったようで湿原は一面の緑。 柵の近くにはレンゲツツジが咲いていました山の高い所には雲がかかって目のさめるような眺めではありませんでした。 |
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小田代原 (クリックで拡大 スクロール) |
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小田代原から赤沼ヘは小田代原歩道を歩きました。 笹原が広がっている林の中の綺麗な道でしたが空が厚雲に覆われているところへ時間も遅くなってきたせいか薄暗く、夏至の頃とは思えない様子になっていました。 竜頭の滝へ流れ下っている川に架かる橋を渡ると間もなく赤沼です。 バス停ポストの脇にある茶店の前に長蛇の列ができているのが見えてきてコリャァ大変! と思いましたが10分ほど待った所へ2台続けてバスがきて、うしろの方に乗り込むことができました。 帰り道も目算外れが続きました。 5時過ぎに東武日光駅に着いたものの20分ほど後に出る有料特急は満席で乗れず。 仕方ないので新栃木行き普通電車に乗って帰途に就きました。 帰宅が遅くなるのを覚悟したので下今市駅で弁当を買って食べ、南栗橋行きに乗り継いだ所までは良かったのですが、そのあとで状況が悪くなりました。 途中駅でしばらく止まったままになったあと、鷲宮付近で踏切事故があったと言う車内放送があり、走ったり止まったりになりました。 ここでまたタブレット機とモーバイルルータを引っ張りだして3G回線に接続。 交通情報をチェックしてみたところ東武線の先の方で列車が詰まっている事が分かりました。 走ったり止まったりを繰り返した末にようやく栗橋に着いたのでルートを変更。 JR線へ乗り換え、大宮から湘南新宿ラインで渋谷に帰り、東急線に乗り継いで家に帰りました。 どうもこの日はツキのない一日でした。 |
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☆ルートの詳細
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Flickr の元画像スライドショー |
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☆おわりに 万事順調だった5月とは対照的に6月は細尾峠から三ノ宿山への尾根伝いを2回続けてやり損なうこととなりました。 簡単に踏破できるだろうと高をくくっていた尾根伝いは宿題になってしまいましたが、年々体力が落ちてきているのであまり遅らせる訳にはゆかず、夏のうちか、この秋の終わりまでに決着をつけねば、と思っています。 ただ、Android タブレット機とモーバイル・ルータのセットが山歩きの道具として役に立つことを確認できたのは収穫でした。 山中で縮尺 1/9000 の詳細地形図を取得できるので、内蔵 GPS による現在位置情報と照合して、便利なナビゲーション・ツールとして活用できます。 |
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