房総、君津-三舟山-青堀 (2011.3.4)


☆期日/天気/山行形式: 2011年3月4日 風強く快晴
☆地形図(2万5千分1): 鹿野山(横須賀1号-1)、富津(横須賀1号-3)
☆まえがき
    ここ数年、厳冬期には房総の山に出かけるのがならいになっていますが、今年は時期が遅れ、桃の節句のあとの早春山行となりました。
  今回の主な目的は房総深南部の御殿山だったのですが、日帰り山行にはやや遠すぎる嫌いがあったので一泊二日のミニ版山巡り行程とし、途中で君津と富津の境にある三舟山に登って行くことにしました。
冷たい風が強く吹き、頂上台地の北端にある展望台ではカメラが振られるほどでしたが澄んだ青空が広がり、アクアライン、東京湾対岸の建物群、富士山などがよく見えました。
広く平坦な頂上部には戦国時代の陣屋跡があり、桜が林立する園地になっていました。
  三舟から本郷を経て青堀駅に下山しましたが、駅の手前には、数基の巨大な前方後円墳と、江戸時代の広大な陣屋跡がのこっていて、思いがけない歴史探訪の機会を授かりました。

台地上に広がる畑から見た三舟山    
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☆行動記録
<行動時間>
    宮崎台[6:52]渋谷=[7:43]浜松町/BT[7:55]=(アクアライン高速バス)=[9:22]君津駅(9:45)-釜神橋(10:00)-房総往還入口(10:15)-国境石柱(10:45)-記念林碑(10:55)-NTT アンテナ(11:13/25)-三舟山陣屋跡(11:27)-展望台(11:40/45)-花見広場(11:50/12:05)-記念林碑前本郷分岐(12:22)-本郷(12:35)-飯野陣屋跡(13:07/31)-内裏塚古墳(13:43/50)-(14:05)青掘[14:50]=(JR 内房線)=[15:47]館山駅(15:50)-(16:20)夕日海岸ホテル{泊}

<概況>
    総武線・内房線を乗り継いで東京湾岸を周って行くより早いのではないかと、アクアライン高速バスを利用したところ、快適なアプローチになりました。
  ルートの状況は下のリンクから見れる EveryTrail の GPS トラック・アルバムのようでしたが、詳細ルートマップで分かるように一部、房総往還から外れて歩いた部分があります。
上のパノラマ写真を撮った場所も往還から外れた所で、ルートをミスったお蔭でよく山を眺めることができたとも言えましょう。
 
三舟山展望台の眺め    
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  内房線で館山まで移動し、駅から徒歩15分程北のホテルに泊まりました。(画面中央の青い塔)
道路の向こう側は海で、砂浜沿いの道路と園地は米国西海岸サンタモニカの海辺を思い出させる雰囲気がありました。
  夕陽が売り物のホテルは下の鶴谷八幡宮の参拝宿舎がルーツと言うことでした。
料金はビジネスホテル並みなのに下手なリゾートホテルなぞ吹っ飛んでしまうような好ロケーションでした。
すぐ裏に大きなショッピングパークがあり、買い物や飲食も便利でした。
  ホテルとつながりが深い鶴谷八幡宮に行ってみました。
もとは内陸部にあった古い神社を移したもので、竹筒に入る粥の多寡でその年の豊凶を占う神事が有名のようです。
  神社を拝んだあと、夕食に適当な店を捜しながら駅まで行ってみました。
良さそうな店もありましたたが、駅の前に立っていた看板を見てクジラ弁当を買って宿に戻りました。
外房の和田浦で行われている近海捕鯨で捕れたクジラで臭みはなく、とても美味しく調理されていました。
<ルートの状況>




三舟山の GPS スライド・アルバム




Flickr の元画像スライドショー

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☆おわりに
    山登りと言うより丘陵散歩と言う程度の、君津の裏山へのささやかな山行でしたが、素晴らしい展望を楽しんだだけでなく、下山地では思わぬ歴史探訪ができました。
たまたまネットで決めた館山の泊まり場はロケーションが最高だった上に、珍らしい地クジラの弁当も食べられ、楽しみの多い旅の日でした。

三舟山は桜の時期にもう一度行く機会を作り、その際には、飯野の古墳もあらためて巡ってみたいと思います。