鹿沼、岩山 (2010.9.26)
☆地形図(２万５千分１): 鹿沼(宇都宮５号-２)
☆まえがき
古賀志山西尾根と古峰ヶ原･横根山を歩いたあと、鹿沼周辺山域では石裂山と岩山と、ふたつの山が気に懸っていた。
台風一過のあとの晴天を狙って一泊二日の山行を準備をしていたのだが前日になって天気予報が悪くなり、晴れるのは１日だけ、と言うことになったので急遽計画を縮小、岩山のみの日帰りに変更した。
岩山は大昔、新人の岩登りトレーニングで何度か行っている思い出のある山なのだが、なにせ５０年余りも昔のことだ。
夕方までトレーニングに励んだあと、ザイルや三つ道具を担いで歩く駅までの道のりを、いやに長く感じたことくらいしか思い出せなくなっていた。
快晴の日曜の朝だったため、岩登りゲレンデは賑わっていたが、尾根ルートは至って静かだった。
久しぶりの岩尾根の感触を楽しんだあと頂上の一番岩に上がり、岩頭からまわりの山々と平野の展望を楽しんだ。
鹿沼岩山 二番岩岩頭から 隣は一番岩、遠くに高原山 (画像クリックすると拡大)
<行動時間>
宮崎台[7:15]=渋谷[8:02]=(湘南新宿ライン)=[9:52]宇都宮[9:57]=[10:12]ＪＲ鹿沼駅[10:15]=(リーバス)=[10:31]鹿沼西中入口(10:40)-日吉神社(10:45)-Ａ峰下(10:50)-三番岩(11:13/20)-二番岩(11:53)-頂上一番岩(12:33/12:50)-深岩人家上(13:05)-車道(13:20)-ゴルフ場出口(13:39)-今宮Ｔ字路(13:59)-今宮神社(14:15/14:20)-蕎麦屋(14:30/57)-(15:01)新鹿沼駅[15:20]=(東武特急)=北千住=宮崎台
<概要>
鹿沼は市街地の西側に東武新鹿沼、東側にＪＲ鹿沼駅がある。
これまでは電車の便利が良い新鹿沼駅から山に出入りしていたが、ＪＲ鹿沼駅から街の中心部にかけての街の様子に興味があったので、渋谷から湘南新宿ラインに乗り継いで宇都宮に行き、ＪＲ日光線に乗り継ぐルートにしてみた。
宇都宮日光線のホームはなかなか綺麗で、乗客に外国人乗客が多かった。
遠くから来る人々にとっては、こちらの方がより一般的な日光へのルートとされているようだ。
鹿沼のバス路線もＪＲ鹿沼駅が起点になっているものが多い。
鹿沼の中心街と広大な延辺地域を繋ぐバス路線は市の援助のもとに運行されているようでリーバスと呼ばれている。
鹿沼駅から岩山入り口の西鹿沼中学校前まで、１５分余り乗ったのに運賃はたったの１００円だった。
"行ってらっしゃい" と言うドライバーの声を背に下車。 曲がり角の歩道でデジカメを引っ張り出したり、ＧＰＳ の電源を入れたりして、山に入る支度をした。
日吉神社の横手から始まったルートの詳細は下のリンクから GPS トラックアルバムで見られる通りだが、最後に上がった一番岩(頂上)の岩頭では広大な展望を楽しんだ。
鹿沼岩山 一番岩岩頭の展望(1) (画像クリックすると拡大スクロール)
すぐ隣にある古賀志山は尾根筋を従観する方向になっているのと樹木が邪魔しているため果々しく見えなかったが左手の二股山の形の良さに目を惹かれた。
鹿沼岩山 一番岩岩頭の展望(2) (画像クリックすると拡大スクロール)
尾根上に林立している小岩峰を次々に乗り越したり巻いたりして進む所は古賀志山西尾根と良く似ているが、樹木に覆われて高度感がなく、要所に足場も刻まれている。
最後の部分でポカをやらかし、このルートのハイライトとされている６０m の鎖場をバイパスしてしまったのでこれを含めたらどうなのか分からないが、歩いて見た範囲では、ワンランク容易と感じた。
ただ、入り口の立札に記されているように "ハイキング" コースと言ってよいのかどうか？
☆GPSトラック、および要所の写真
EveryTrail の GPS アルバム Flickr の元画像スライドショー GPS トラック(約 １/１２５００)
ページ先頭へ 鹿沼の岩山を半世紀ぶりに再訪し、久しぶりに岩の感触を楽しんだ。
今回行き損ねた石裂山はできるだけ早く機会を作って登りに行きたいと思っている。
９月前半は残暑がとても厳しかったため脚力維持のためのエクササイズ･ウオーキングを怠っていた。
そのせいか、下山したあと鹿沼の街中を歩いているうちに下肢に痙攣がきた。
Myonal を１錠のんで抑制できたが、解消と言うところまでは行かず、電車の中でもう一錠のむ必要があった。
そのあとも不安定な状態が続いていたが、痙攣したがる筋肉のあたりに手で触ってみたら、異常に熱を持っていた。
不安定な状態は時間の経過とともに消えて行き、家に帰りつく頃には何ともなくなったが帰宅後数時間たって身体が冷えてきたとき、また痙攣しそうになった。
今度は、消炎鎮痛剤をのんでみたらピタッと治った。
