![]() 鹿沼、古賀志山西尾根(2009.10.9-10) ![]() |
|
☆期日/天気/山行形式: 2009年10月9-10日 前夜市中泊単独 ☆地形図(2万5千分1): 鹿沼(宇都宮5号-2)、大谷(宇都宮1号-3)、文挟(宇都宮5号-1) ☆まえがき 鹿沼(宇都宮)の古賀志山は気にかかる登り漏らしの筆頭格だったが、たまたま鬼怒川温泉で催される会合に行くことになったのでその機会を利用する立ち寄り山行計画を立てた。 鬼怒川の会合は台風のため延期となったが、台風が通り過ぎて行った後は晴れる公算が大きい。 この際、古賀志山だけは登っておきたいと、新鹿沼駅前のビジネスホテルの予約はキープした。 古賀志山にはいろいろルートがあるが、尾根屋のこだわりで、主稜西端の赤岩山から546m 中間峰、御岳を経て本峰頂上に達する西尾根ルートを選んだところ、思ったより骨のある岩尾根ルートで、少々しごかれる事となった。 ☆行動記録とルートの状況 10月9日(曇り時どき晴れ) <行動時間> 宮崎台[14:51]=[15:44]押上[15:45]=[15:54]北千住[16:00]=[17:51]新鹿沼{駅前ホテル泊} <概要> 前夜泊する東武線新鹿沼は自宅付近を通っている東急線と相互乗り入れをしているのでアプローチの旅は至って安直だ。 折角なので早目に鹿沼に行き、少し町の中を歩いて見ることにした。 駅前のビジネスホテルの受付で、明日はお祭りですよと教わったので部屋に荷物を置いてすぐ外に出た。 街の中心にある今宮神社の方に行く途中のあちこちに豪華な木彫りの山車が引き出され、その脇に寄り合い所が設けられていた。 今宮神社は鹿沼城の鎮守で、社殿は木彫りで飾られた立派なものだった。 社殿や山車を飾る木彫りは日光東照宮の彫り物を作ったのと同根の職人の技による。 祭りのため一部のバスが迂回運行になることが分り、乗り場がどこかに移動しているのか、と思ったが、関東バスが受託運行しているリーバス富岡武子線の乗り場は駅前通りの鳥居跡町交差点の東側にあるため交通規制の対象外で影響を受けないことが分った。 交差点近くのレストランで早目の夕食を食べたあとホテルに戻り、寝る前に気象情報をチェックした。 高気圧圏内だが寒波が流入するので午後は俄か雨があるという。 岩場で降られると辛いから、山が小さいのを幸い、手早く歩いて下山しようと思った。 |
|
![]() 赤岩山東肩の展望 (クリックすると拡大スクロール) |
|
10月10日(曇りのち一時小雨) <行動時間> 新鹿沼駅前・鳥居跡町[8:17]=(リーバス富岡武子線 \200のところ無料)=[8:45+5]境石(9:57)-風雷神社鳥居登山口(9:30/35)-パラグライダー・モノレール(10:10/20)-赤岩山(10:30/40)-中間峰(11:15/20)-御岳(11:45/12:00)-古賀志山(12:15)-富士見峠(12:30)-細野ダム下林道(13:12)-赤川ダム(13:20/25)-森林公園入口(14:17)-(14:48)大谷橋[14:53]=(関東バス)=[15:15]宇都宮駅[15:40]=(JR湘南新宿ライン)=[17:20]渋谷=[17:50]宮崎台 <概要> 前夜早く寝たお蔭で早朝目が覚めた。 コーヒーを淹れて飲んでいたら祭囃子の音が聞こえてきた。 外に出て見たらまだ朝早いのに、交差点角の広場に印半纏の人たちが集まっていて山車の準備をしていた。 朝食のあと交差点東側の乗り場に行ってリーバスに乗った。 このコミュニティーバスは、派手な塗装の小振りのボディーだった。 ほかに誰も乗っていなかったので、ドライバー近くの座席に座って行先を説明したら、老人センター オレンジホーム入口より、もうひとつ先の境石まで行って歩き出した方が良いと教えてくれた。 バスはデイケヤーや病院に通う年寄りを拾い集めるためか、街中をあちこち廻り、30分ほども掛かって境石に着いたが、週末のせいか誰も乗ってこなかった。 祭りと関係あるのか、無料サービスデイと言うことで運賃が只だった。 並木寄進碑は例幣使街道の杉並木が始まるところにあり、日光神域の境を示す役目も持っている。 地形図を頼りに田畑の中の道を歩いて県道70号宇都宮今市線に出たところを右折。 県道を1Km 足らず進むと稲荷大明神の鳥居があり、その50m あまり先を左折して林道に入った。 林道をひと登りしたところに風雷神社の石鳥居があって、文字がかすれて読めなくなった道標が立っていた。 |
|
![]() 西尾根中間546m 峰の展望 (クリックすると拡大スクロール) |
|
鳥居の下から入ったルートはあまり歩かれていないようで、草生していた。 沢溝のゴーロ状を登ってゆくと踏跡がふた手に分かれて紛らわしかったが左手の踏跡に古いコースサインが見えたのでそちらに入った。 杉林の中の急な斜面で、右側に岩混じりの壁が立っている。 やがて登りついた鞍部には2条のモノレールが登ってきていて、すぐ上にパラグライダーの発進台があった。 そこから先がわかり難いのであちこち見回していたら、モノレールが登ってきたので運転のおじさんに聞いて登頂ルートに入った。 発進台のうしろの急な斜面に丸太階段が設けられていて、そこを直登するとすぐに尾根に上がり、右に僅か歩くと "赤岩山" と記したプレートのある高みに着いた。 まわりは潅木で、僅かに鞍掛山と思われる古賀志山の連なりが見えるだけだった。 無人の頂上でひと息入れたあと先に進んだらすぐに東肩にあるパラグライダー発進台の上に出て前途の展望がひらけた。 古賀志山から来たという中年登山者が休憩していたのでルートの様子を聞いて前進したが、頂上から急降下して踏み込んだ西尾根ルートは予想以上に厳しかった。 頂稜は薄い岩板を立てたような感じで、随所に小岩峰が突出し、ほとんど垂直に近いクライムアップ・ダウンを繰り返しながら進むこととなった。 要所にロープや鎖が取り付けてあるが寸足らずのため、3点支持に頼らなければならない所が多い。 バランス感覚が衰え、関節の可動範囲が狭まった年寄りにはあまり向いていないなぁ、と思いながら尾根を伝わって行ったが、中間にある546m 小岩峰では素晴らしい展望が待っていた。 さらに数箇所の難場を通過するとようやく穏やかな土道になり、緊張から開放された。 右手からひと登りで上がった御岳の頂上はこれまでとは打って変わった賑わいだった。 山の後ろ側、日光方面への視界が開けていたが、寒波の流入を示す雲が掛かっていた。 |
|
![]() 御岳頂上の展望 (クリックすると拡大スクロール) |
|
御岳から先は一般ルートで2箇所の岩場もロープ・鎖・鉄梯子が整備され、誰でも安全に歩けるようになっていた。 その先、富士見峠から赤川ダムにかけては森林公園として整備され、ノンビリ森林浴ウオークとなった。 勘違いのため森林公園入口バス停に着くのが早すぎ、待ち時間がやたら長いことが分った。 ボンヤリしているよりはクールダウンをと車道に沿って歩き、大谷橋バス停からバスに乗ってJR宇都宮駅から湘南新宿ラインの電車で帰った。 |
|
詳しいルートの状況は、下記のリンクから GPS トラックアルバムを見れば分ると思う。 ただ、難場でカメラを操作する余裕がなく、肝心な場面の画像が貧弱なのが残念だ。 ![]() Map created by EveryTrail: Geotagging Community |
|
![]() |
|
☆おわりに 尾根屋のこだわりで古賀志山西尾根ルートを選んだが、年寄りには厳しい岩尾根ルートだった。 歩いているときはおっかなく、身心ともに疲れ、かなりしごかれた感じが残った。 この頃の山行では使わなくなっていた上半身の筋肉も動員することになったため、あとで身体のあちこちに筋肉痛が出た。 鹿沼の近郊には、低山だが岩っぽい石裂山や岩山がある。 後者は大昔、山岳会の新人トレーニングのフィールドで何度か行っているが前者はまだ行ったことがない。 年寄り向きではないのかも知れないが、行くなら今のうち、と思っている。 |
|
☆参考図![]() 左は Kashimil で作製した古賀志山西尾根ルートの GPS トラック図である。 サムネイル画像だからクリックすると拡大する。 拡大表示のトラック線上に見える "団子" は難場でグズグズしたためにできたものである。 |
|
![]() |
![]() |