Ubuntu のワイヤレスLAN (2008.6.5 Y.S.)



◆Ubuntu Linux で若返えらせた旧型 VAIO ノートは 8.04LTS へのアップデートも特に問題なくできたのだが、いろいろ弄っているうちに、下のように、2-3気になる現象が見つかった。
この際思い切ってクリーンなインストールをすることにした。

  本機は旧型のためワイヤレス LAN は内蔵していず、corega CG-WLCB54GS(Atheros Communications AR5212 802.11abg 使用) カードでワイヤレス LAN 接続をしていた。
前バージョンの Ubuntu 7.10 ではかなり苦労したので、今度はどうなるか、セットアップの過程を記録した。


【気になる現象】
1.アップデートリポジトリーが切り換らず Gatsy Gibbon のままになっていた。
2.なぜか、アクセス権管理が不調となり、synaptic はじめ、管理ツールが GUI から起動できなくなった。
3.重複していた swap パーティションの一方を削除したあと行った設定変更の保存がうまくできず、毎回起動するごとに  CUI から swap の場所を教えてやらなければまともに動かないようになった。



T.Ubuntu 8.04LTS のインストール終了直後に再起動したときは、左のように "ネットワーク接続なし" の状態だった。


U.ネットワークアイコンを右クリックしたとき表示されるボックスで "ネットワークと、ワイヤレスを有効にする" にチェックを入れたら左のようにワイヤレスの電波環境が表示された。


V.最寄りにあって電波強度も一番の corega のアクセスポイントを選ぶと、左のように "青い人玉" がグルグル回った。


W.数秒後に接続が完成し、LAN のアイコンが電波強度を表す棒グラフに変わった。

X.ネットワーク上の他機との接続を確認するため、画面上側のパネルの左寄りにある "場所" で "ネットワーク" を表示すると、"Windows ネットワーク" が表示された。

さらにその中にある Windows 機のひとつをクリックすると、その PC の共有フォルダーが表示されたので、そこにアクセスしたら下のような認証ダイアログが表示された。

所定のパスワードを入力したら Windows 機のファイルにアクセスでき、ファイルの読み出し書き込みができた。


◆商業ベースのドライバーが幅を利かせているワイヤレス LAN は Ubuntu の苦手のひとつで、前バージョンの 7,10 (Gusty Gibbon) のときはまず有線接続でインストールを行い、引き続きアップデートを行ったあとで、はじめて無線 LAN カードのセットアップができたように記憶している。

今度の 8.04 LTS (Hardy Heron) では、使用無線デバイスのドライバーが、インストール CD 収容システムの中に入っていたようで、初期インストールごただちに無線 LAN 接続ができた。

Windows に比べるとデバドラの対応が2、3歩ほど遅れるのが常態なので、新しいノート機では、まず有線でインストールとアップデートを行い、要すればワイヤレス LAN アダプターのドライバーも追加したあとで、はじめてワイヤレスのセットアップを行うようにする必要がありそうだ。

                                                                        以上